『メンズセラピスト』になるときに乗り越えないといけない3つの壁 - 国際資格認定のセラピストスクール
イギリス国際ライセンス認定・セカンドキャリアのためのセラピストスクール「マジックハンズ・セラピストアカデミー」の高橋です。
ここ数年、整体のようなドライマッサージではなく、オイルマッサージを行う「メンズセラピスト」がじわじわと増えてきていますが、
実際、男性がオイルマッサージセラピスト、すなわち「メンズセラピスト」を生業としてやっていけるのか?
これからメンズセラピストを目指そうと考えている人のために、
今回は私の経験も踏まえながら、メンズセラピストとして活躍するために乗り越えなければいけない3つの壁についてお伝えします。
1、受け入れてくれるスクールがあるか?
まず1つ目の壁は「スクール」です。
オイルマッサージを独学で習得するのはかなり難しいため、人から教えてもらうのが良いです。
オイルマッサージを学ぶには、大きく4つのタイプのスクールがあります。
① スパセラピストを育成する総合スクール
② アロマセラピースクール
③ エステティックスクール
④ オイルマッサージを教える個別の専門スクール
ここで一つ考えるべきことは、
勉強するオイルマッサージの目的です。
オイルマッサージと一言にいってもその種類は実にたくさんあるものの、目的別で考えると「リラクゼーション」と「痩身」の2つに大別できます。
「リラクゼーション」を目的としている場合は圧が優しいことが多く、
「痩身」を目的としている場合は圧が強いことが多いです。
つまり、
リラクゼーションのセラピストを目指したいのか?
それとも、美容系のセラピストを目指したいのか?
によって、学ぶ考え方や手技が変わりますので、選ぶスクールも変わるということですね。
それが決まったら、ウェブでスクールを検索して問い合わせしますが、
ここで理解しておかねばならないのは、
スクールの多くは女性の入学者を前提に設備もカリキュラムもつくられていることです。
生徒が全員女性なら何の問題もないのですが、
男性が1人でもいると、更衣室やお手洗いなども考えなければいけません。
そして、一番の課題はペアでのトレーニングです。
実技トレーニングは施術者・被施術者は生徒同士で原則ペアで行うため、女性の生徒さんからNGが出たりするケースがあります。
ここはスクール側の調整力が問われるところでもあります。
当時の私のケースをお伝えすると、
ある大手のアロマセラピースクールに問い合わせをしたところ「男性の入学はNG」ということで断られました。
今度は、スパセラピストの育成スクールに問い合わせをしたところ、他の入学が決まっている女性の生徒さんたちに確認をとってくれて入学することができ、女性20人の中に男性は私1人だけ混ざって一緒に勉強しました。
そのスクールには本当に感謝しています。
現在は男性も受け入れているスクールは多くなっていますので、まずは興味のあるスクールから片っ端に問い合わせをしてみることをオススメします。
2、受け入れてくれるスパ・サロンがあるか?
晴れてスクールに入学できた!
として、それよりも大事なのは「メンズセラピストとして稼いでいけるか?」です。
スクールは自分でお金を支払って学びます。
スクール側も商売ですから、何とか受け入れようと努力してくれますが、
サロンに勤めるというのは、自分がお金をもらう側となりますので、スクールの入学以上にシビアになります。
なぜサロン側はメンズセラピストの受け入れができないのか?
それはオイルマッサージを受けるお客様は女性が圧倒的に多いからです。
女性のクライアントは、メンズセラピストに触られることもそうですが、それ以前にサロン内に男性がいることもNGというケースも多くあります。
なので「女性専用」を謳っているサロンは多くあります。
もう一つの理由は、スクールと同じく、やはり環境面です。
サロン内でのスタッフ専用のスペースは限られており、男女の更衣室を分けるなど配慮は厳しいといえます。
私のケースですと、
スクール卒業後、最初に、とあるホテルスパに応募をしたところ、断られてしまいました。
次に、当時、関東圏で4店舗ほど展開しているデイスパに応募したところ、採用してもらえました。
その後は会員制ホテルのスパや、新しいホテルスパの立ち上げにも参画しました。
これについても、とにかく自分が気になるスパやサロンに片っ端から売り込んでいくしかありません。
3、お客様が受け入れてくれるか?
働ける場所が見つかり、セラピストとしてデビュー!
となっても、次に立ちはだかる壁。
それは、男性セラピストはNGのお客様が多いことです。
女性のお客様はまだわかりますが、男性のお客様でも男性に触られるのはイヤだというケースがあります。
せっかく雇ってもらえたのに、施術に入れなくては何も意味がありません・・。
男性セラピストだけのお店であれば、お客様はそれがわかって来ているので、何も問題ありませんが、
女性セラピストが多いお店の場合は、男性セラピストが入る場合は「男性でも良いか?」の確認を取るしかありません。クレームになるからです。
ここでの攻略法は、
まず、サロンがウェブサイトなどでセラピストをどういう売り方をしているか?がポイントです。
例えば、女性セラピストと男性セラピストが5:5で在籍していて、それを前面に打ち出しているサロンであれば、そこまで違和感なくお客様につくことができるかもしれません。
しかしこのケースでも、予約の際に「女性セラピストでお願いします」と言われることはやはり多いと思いますが。
もう一つの攻略法は、予約をとる際に男性セラピストをすすめるという方法です。ここはトークテクニックも必要です。
いずれにしても、通常のサロンにおいてメンズセラピストが施術に入るには、サロンとスタッフの協力は必要です。
いかがでしたでしょうか?
メンズセラピストをやっていこうと決めた時に乗り越えなければいけない3つの壁についてお伝えしました。
メンズセラピストが少ない理由もわかっていただけたかと思います。
しかし、壁が高いからこそ、競合が少なく、活躍できるチャンスは大きいとも言えますね!
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