セラピストのカウンセリングのポイント - 国際資格認定のセラピストスクール
イギリス国際資格認定・セカンドキャリアのためのセラピストスクール「マジックハンズ・セラピストアカデミー」の手島です。
一流のセラピストは、トリートメント技術や解剖生理学の知識に加えて、接客マナーやビジネス学など様々なことを習得しています。なかでもリラクゼーションサロンで働くセラピストにとって、技術と同じくらい大切なことが「カウンセリング」です。
リラクゼーションサロンにおけるカウンセリングとは、専門職の心理カウンセラーとは異なり、トリートメントの際にお客様とコミュニケーションを深めたり、お悩みやご要望に合わせたケアを提供するための情報収集といった役割があります。
今回は、セラピストにとってのカウンセリングの目的やポイント、注意点などを見直していきましょう。
カウンセリングの目的
①お客様とコミュニケーションをとる
カウンセリングはお客様とコミュニケーションを図る、一番最初の時間です。特に初回来店時は、お客様とセラピストは互いに初対面です。お客様の緊張を解いてリラックスした空気を生み出すためには、まずは笑顔でお迎えして感謝の気持ちをお伝えしましょう。お客様が話しやすい質問の仕方をして、お客様が話されている時は共感とボディランゲージを混じえながら聴くことが大切です。ふとした会話の中から、お客様の本音や体調改善につながるヒントを得ることもあります。
②お客様の悩みや理想の状態を把握する
セラピストは、お客様の来店目的やライフスタイルを把握して、その時の状態に応じたトリートメントやアドバイスを行う仕事です。例えばリラックスしたい、肩こりを軽減したい、ストレス解消したい…など主訴は様々ですが、その場だけではなくお悩みが解消された先まで、セラピストがサポートできることがあるかもしれません。カウンセリングでお客様の理想の状態を把握して、期待を超えるサービスを提供すれば、リピートにつながることも少なくありません。
③トリートメント内容を伝える
初めて利用するお客様は、どのようなコースがあり、自分に合った内容はどれかなど、期待と共に不安な気持ちを抱いている方もいます。 カウンセリングでは、どのような流れでトリートメントが行われるのか、期待される効果は何かを、具体的にわかりやすく説明しましょう。また、事前にお身体で触れる場所や、タオルワークでプライバシーが安全に保たれることもお伝えすることで、安心してトリートメントを受けていただけます。
④肌トラブルや怪我を防ぐ
お客様の心身の状態は日々変化しています。いつもは問題ない化粧品でも、その日の体調によって肌トラブルが出る場合がありますので、体調確認と禁忌事項に触れる症状がないかどうかは、カウンセリングで必ず確認しましょう。確認しないで行うと、クレームにつながることもあります。 また、トリートメント後の好転反応と呼ばれる反応についても、アフターカウンセリングなどで丁寧に説明することが望ましいです。
⑤お客様の満足度をアップする
お客様によってはいろいろと質問をされるケースもありますが、プロのセラピストとして自信を持って説明することで信頼感が増します。そのために技術や知識を学ぶことも大切ですが、プロとしての身だしなみや立ち居振る舞いも見られていることを忘れないようにしましょう。 アフターカウンセリングでは、トリートメント前後の違いを実感していただだくことで満足感がアップして、今後継続するモチベーションにつながります。
カウンセリングのポイント
①環境を整える
できる限りプライバシーが保たれた、居心地の良い場所でカウンセリングを行うことが望ましいです。セラピストが真正面に座ると抵抗感を持たれる方もいるので、自然に会話できる距離を保ち斜め前に座ると良いでしょう。
②第一印象が大切
第一印象は初対面から15秒かからないと言われ、トリートメント全体に影響を及ぼします。ユニフォームや髪型、メイクなどの身だしなみが美しいと、トリートメントも気配りができるという印象を持っていただけます。
③笑顔や声のトーン
笑顔や目を見て話すことは基本ですが、目線を合わせ過ぎると気まずくなる方もいるので、お顔の後ろ側や鼻のあたりを見るようにすると柔らかい印象になります。マスクで表情が見えにくくても、目元や声のトーンで温かさは伝わります。
④否定をしない
お客様との認識がずれている場合は、まずは否定せずにご意見や考えをお伺いしましょう。その上でポジティブなニュアンスに変換したり、新しい提案をお伝えすることで、お客様の心が開きやすくなるのではないでしょうか。
⑤聴き上手になる
お客様がお話されている間はただ相槌を打つだけではなく、共感しながら聴き役に徹することも大切です。一方で静かにお休みしたいというお客様がいることも事実ですので、雰囲気を察したらトリートメントに必要な会話以外は控え目にしましょう。
カウンセリングの注意点
①診断しない
セラピストは医療従事者ではないものの、お客様から病気について質問されることがあります。自分が対処できる領域を知って、絶対に診断しないようにしましょう。時にはトリートメントをお断りしたり、外部のサポートを得ることも必要です。
②押し売りをしない
カウンセリングで気をつけたいことが、商品や次回予約を勧めるあまり、押し売りにならないことです。カウンセリングやトリートメントを通して信頼を得ることができれば、お客様は必要な情報に自ら耳を傾けてくれるでしょう。
③先入観を持たない
お客様の年齢や職業はあくまで参考にする程度で、それに囚われないようにしましょう。第一印象が大切ということと真逆になりますが、ご来店時は不機嫌でも帰る時には満面の笑顔で、印象が変わるお客様も珍しくはありません。
④守秘義務を守る
リラックスして心が開いてくると、プライベートなお話をされるお客様もいますが、当然ながらセラピストには守秘義務がありますので、トリートメントに不可欠な情報以外はスタッフ間でも取り扱いに配慮しましょう。
以上のポイントはごく当たり前のことですが、忙しい時は理想通りにいかないこともあるかと思います。
カウンセリングを難しく考えなくても、お客様がどうなりたいのか、その理由は?など、興味を持って聴くことがカウンセリングの第一歩ではないでしょうか。
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