資格がないとセラピストやエステティシャンの仕事はできない？ - 国際資格認定のセラピストスクール | ブログ | プロのセラピストを育成するスクールを営み様々なコースや授業の様子を紹介しています

イギリス国際資格認定校・セカンドキャリアのためのセラピストスクール「マジックハンズ・セラピストアカデミー」の高橋です。

セラピストやエステティシャンの仕事に興味を持っている人にとって、よくわからないことの一つが「資格が必要かどうか？」です。

Googleで「セラピスト　資格」「エステティシャン　資格」と検索すると、資格を出している学校や協会のホームページがたくさん出てきます。

これだけを見ると「セラピストの仕事をするには資格が必要なんだ」と感じますよね。

鍼（はり）師は資格が必要

「鍼師（はりし）」という仕事があるのはご存知でしょうか？

治療のために体に細長い鍼（はり）をぷすぷすっと刺していく仕事ですが、 この仕事するためには資格が必要です。

この資格は厚生労働省すなわち国で管理していて、国から資格を与えられた人だけが鍼の仕事をすることができます。
国が規制をしているので、いわゆる「国家資格」と呼ばれます。

逆に、資格を持っていない人は鍼の仕事をすることができません。

お医者さんも同じです。

医師の資格を持っていないと手術などの医療行為ができません。

このような資格を、国家資格の中でも、一般的に「業務独占資格」といいます。

資格を持っている人だけがその仕事を独占できる、という意味です。

では、セラピストやエステティシャンの仕事はどうかというと「業務独占資格」ではなく、国でなんら管理をしている国家資格ではありません。

つまり、日本国内においては資格を持っていなくてもセラピストやエステティシャンの仕事をすることはできます。

もちろん自分でお店を開くこともできます。

どうして資格を取るのか？

仕事をするのに資格は必要ない。

それなのに、なぜ多くの人が資格を取ろうとするのでしょうか？

大きく３つの理由があります。

１、一から体系的に学べる

資格取得のコースは、あるスキルや知識を得るために、一から体系的に勉強していくように組まれていることがほとんどで、効率的に勉強することができます。

２、動機付け

私たち人間は何かを学びたいと思った時に、明確なゴールがあるのとないのとで、そのモチベーションは大きく変わります。 初めてのことを一から勉強していくことは時間もお金もかかり、精神的にも負担です。しかし勉強した先に試験・資格取得があると、誰しも必死で勉強しようと努力します。

３、肩書き

セラピストやエステティシャンの資格を取得する一番の目的はズバリこれでしょう。

肩書きがあることによって、社会的に認められることです。

自分のプロフィール評価を上げ、クライアントに安心や、施術を受ける価値を高めることができます。

いかがでしたでしょうか。

もしかしたら、上記の３つの理由を見て「それなら資格はいらないや」って思った方もいたかもしれません。

しかし、セラピストやエステティシャンの仕事に関わらず、プロフィールの肩書きは本当に大事で、これは私も人生何十年か生きていて痛切に感じています。

そう、肩書きは人からよく見られるものなのです。

セラピーやエステの仕事は、資格ではなく、明らかに経験と実力です。

しかし、初めて会うセラピストやエステティシャンの実力は、はっきりいって分かりません。

初めてのお客さんにとって「資格」は判断材料の一つとして大きなウェイトをもっています。

今回は日本国内におけるセラピストやエステティシャンの資格の必要性について説明しましたが、 欧米などの海外においては、資格取得の意味合いが日本とはまた大きく異なります。

それゆえ、当セラピストスクールではイギリスの「iTEC」という資格の認定を取っています。

これについてはまた別の機会に解説しますね。

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