介護現場で役に立つ！セラピストの４つのスキル - 国際資格認定のセラピストスクール | ブログ | プロのセラピストを育成するスクールを営み様々なコースや授業の様子を紹介しています

イギリス国際資格認定・セカンドキャリアのためのセラピストスクール「マジックハンズ・セラピストアカデミー」の手島です。

世界に先駆け、超高齢社会に突入した日本。

超高齢社会とは、65歳以上の人口の割合が全人口の21％を占めている社会を指します。日本の高齢化率は世界の中で類をみないほど高く、また他の主要国と異なり「短期間での急速な進展」が特徴となっています。

また、人口の多い団塊世代が７０才や７５才を超え、高齢化比率が急激に高まる「２０２５年問題」「２０４０年問題」も、マスコミなどで大きく取り上げられました。

高齢化が進む中で、介護の担い手が不足しているということが多くの専門家によって指摘されています。

実は、セラピストの仕事と介護には共通点が多くあり、
セラピストで培った知識や技術は介護現場で大いに活かすことができます。

今回は、介護ケアに役立つセラピストならではの技術や知識を４つを取り上げます。

①ボディメカニクス

セラピストと同様に、介護をしている方にも腰痛に悩まれている方は少なくありません。

介護の世界でよく使われる「ボディメカニクス」とは、最小限の力で介護ができる技術の一つで、人間の関節や筋肉、骨の動きを力学的に活用したものです。

セラピストにとっても身体に負担なく施術をするために、正しい身体の使い方はセラピストスクールで最初に学ぶ基本スキルでもあります。

ボディメカニクスを習得したセラピストは、施術に活かせるだけではなく、家族の介護や育児にも役立つメリットがあります。

②タッチングの技術

体調を崩して心細い時に、身近な人に手を握ってもらって安心できたという経験はありませんか？

この「触れる＝タッチング」という行為は、介護の世界でもとても重要な技術の一つです。

手を握ったり優しく背中をさするなど、高齢者の身体に負担をかけないケアは、常にお客様の身体に触れることが仕事のセラピストが最も得意とすることです。

アロマの知識があるセラピストであれば、睡眠トラブルや認知症のケアにも役立つことでしょう。

③ホスピタリティ

セラピストを志す人は元々、人の役に立ちたいという想いがあり、ホスピタリティ力が高いので、介護業界に向いているとも言われています。

介護で何より重要視されるのは、高齢者の方とのコミュニケーションです。

日常会話の中での何気ない言葉遣いや、身体に触れる際の声掛けなどが丁寧であれば、介護を受ける方に安心感や信頼感を持っていただき、良好な関係性を築くことができます。

④衛生学や病理学の知識

免疫力が低下しやすい高齢者と接するにあたり、衛生面の対応スキルや病理学の知識を身につけることが大切であることは言うまでもありません。

特に長引くコロナ禍においては、人と話す、触れ合うというコミュニケーションが減り、認知症やうつ症状の悪化につながりかねません。

正しい知識を学んだセラピストが介護の現場をサポートすることで、介護士や医療従事者の負担の軽減に繋がることが期待できます。

セラピストと介護士は、どちらも高度な専門性が求められる仕事ですが、大きな違いもあります。

例えば、セラピストは「先回りのケア」をすることが当たり前に身についているかと思いますが、介護の場面では、本人の「やろうとする気持ち」「できること」を奪ってはいけないと言われています。

介護予防の必要性がますます高まる超高齢社会において、セラピストが介護ケアに携わる際には、何でも「やってあげる」のではなく、「できないことをサポートする」ということに意識を変えることが最優先かもしれませんね。

マジックハンズ・セラピストアカデミーの「リンパドレナージュコース」は医療や介護の現場でも使われているフランス発祥の優しい手技療法です。

また、「スポーツマッサージコース」では、アスリートだけではなく全世代のパフォーマンスを向上させるテクニックやアロマの知識を学ぶことが可能です。

✔︎ ご家族や知人に介護の必要性がある方

✔︎ 既に介護の仕事をされている方

✔︎ 将来の自分自身のケアのために

ご自身の将来のビジョンと照らし合わせて、どのコースを学べば良いかなど、当スクールの事務局までお気軽にご相談ください。

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