足の「むくみ」とはどのような状態?解剖生理学から読み解こう! - 国際資格認定のセラピストスクール

query_builder 2021/11/21
ブログ

イギリス国際資格認定校・セカンドキャリアのためのセラピストスクール「マジックハンズ・セラピストアカデミー」の坂巻です。


先日、施術中にお客様との会話で

「なぜ座っているときに足を組むのか?」

という話題になりました!


気になって調べてみたら「足を組む」という中にも色々な理由があるみたいです!

その中でも自分が興味が湧いたのが

「男性と女性では統計学的に足を組む割合が女性の方が多い」

とのことでした!


それは脚の「浮腫(むくみ)」と関係があるそうです!


今回は「浮腫」について解剖生理学の観点から見ていきたいと思います!

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①浮腫とは?



そもそも浮腫とはどういう状態のことを言うのでしょう?

浮腫とは身体の中の水分が皮下組織(皮膚の下)に溜まっているものを指します。


人間の身体の約60%は水分で出来ています。

その身体の水分の3分の2は、「細胞内液」という細胞の中に含まれる水分で、残りは「細胞外液」といい、血液に含まれる水分や、細胞と細胞の間を満たしている水分です。

皮下組織に溜まってる水分はこの内の細胞外液と呼ばれる水分になります。

この細胞外液の増減が浮腫にとても深く関わってきます。


浮腫は基本的には全身に起こるものではありますが、特に脚に起こりやすいです。

これは身体の水分が重力によって脚に溜まりやすいことが原因だからです。

ですので寝たきりの人であれば、浮腫は背中や顔に出やすくなります。



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②浮腫の原因



浮腫の原因は様々ありますが、何にしても浮腫が起きているということは身体に異常が起きていることを指します。


人間の身体は変化を嫌います。

人間の身体は体内を常に一定に保つように色々な相互作用が起きています。

このことを「ホメオスタシス(体内の恒常性)」と呼びます。


特に身体を構成している細胞は些細な変化にもとても弱いです。

ですので細胞の水分である「細胞内液」は何がなんでも一定にしておきたいのです。

ですので身体の水分量が変化すると「細胞内液」ではなく「細胞外液」が変化し浮腫として現れます。


ではどのような事が身体に起きると浮腫が現れるのでしょう?


●身体の水分量の変化

ー浮腫が起きる原因として、体内の水分量が増えることによって浮腫が現れるのはなんとなくわかる方が多いとは思います。

ただしこの身体の水分量ですが、少なすぎても浮腫は起こります。

脱水症状などにより体液量(水分量)が減ると、身体は自然に体の中にある水をため込もうと働きかけます。 

その結果、皮下組織などに水分を溜め込むことによって浮腫が起こるのです。


●筋力不足

ー冒頭に「男性と女性では統計学的に足を組む割合が女性の方が多い」と書かせていただきましたが、これはどういうことでしょうか?

これは男性と女性とでは筋肉量が違うことが関係しています。

男性では性ホルモンの関係で筋肉がつきやすく、逆に女性では付きにくい体質なのです。

特にふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」と呼ばれます。

これは重力などに逆らって血液は心臓に戻らなければなりません。

ただし心臓に戻る血液(静脈)は勢いがあまりありません。

ですのでふくらはぎが心臓と同じようにポンプの役割をしていて、重力に逆らって血液を心臓に戻すのです。


これが筋肉が不足していると、重力に逆らって血液を心臓に戻しずらくなってしまい、結果として血液が脚に滞り浮腫として現れるのです。


●運動不足

ー上記の筋力不足にも関係してきますが、浮腫が起こりやすい職業を想像してみてください。


そうです!デスクワークです!


なぜデスクワークだと浮腫が起こりやすいのでしょうか?

それは「第2の心臓」であるふくらはぎが関係してきます。

いくらふくらはぎの筋肉があっても動かさなければポンプの役割を果たしませんよね?

デスクワークなどの座っている状態ではふくらはぎのポンプが上手く使えてないのもありますし

お尻周りの筋肉が椅子などによって圧迫されているせいで血流の流れも悪くなっています。

それによって二重で浮腫の原因を作っているのです。


それ以外にも浮腫の原因として

・塩分の多い食事

・冷え

・飲酒

などのたくさんの原因があります。


そして以上のような単純性の浮腫以外にも腎臓障害や心不全などの病的な浮腫も多々あります。


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③浮腫の対処法



それでは浮腫を予防したり、改善するためにはどうすれば良いでしょうか?


●適度な水分摂取

ー浮腫が水分の滞りによって起こるということで、水分摂取を我慢される方がいますが、それは間違いです。

②でも書かせていただきましたが、脱水でも浮腫は出現します。

適度な水分摂取によって身体の循環を良くすることで浮腫を予防・改善する事ができます。


●身体を動かす

ー普段から体の血行を良くしておくことがむくみ対策には有効です。定期的に運動を取り入れるほか、普段から階段を使う、できるだけ早足で歩くなど、特に足を動かすことを意識してみましょう。

デスクワークの方は、座りっぱなしになっている事が多いと思いますので、1時間に1回は座席から立ち脚の筋肉を動かしてあげたり、座った状態で足首の曲げ伸ばしをするだけでもふくらはぎのポンプ機能が改善され血流が流れ浮腫の予防につながります。

また、運動をして体の筋力をつけておけば血行促進はもちろん、筋肉が熱を作るので体温アップにもつながります。冷えにくい体は、むくみにくい体にもつながっており、むくみ対策には最適です。


●体を冷やさない

ー体が冷えると、血行が悪くなりむくみやすくなります。特に、足はむくみやすいので足首からふくらはぎを冷やさないこと。レッグウォーマーを持参したり、薄手のストールを常備して、常に体は冷やさないように意識しましょう。また、足が冷えたと感じた日は湯船に浸かって体を温めるか、時間がない時は足湯をして冷えを解消してから就寝するだけでも効果的です。



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さて今回は「浮腫」を題として身体の機能から紐解いていきました。


このように何かの疾患や病気・症状を勉強する学問のことを「病態生理学」と言います。


そしてこの「病態生理学」を学ぶためには、人間の身体の構造と機能を勉強していかなければなりません。

人間の身体の構造と機能を学ぶ学問を、構造は「解剖学」、機能を「生理学」と呼びます。



私たちのアカデミーではこの「解剖学」と「生理学」を1から学ことができます!

ぜひ一緒に人間の身体の勉強をしましょう!




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