iTEC認定証のセキュリティについて - 国際資格認定のセラピストスクール | ブログ | プロのセラピストを育成するスクールを営み様々なコースや授業の様子を紹介しています

2018年にiTECは、これまでのブランドデザインを一新し、新しいデザインに生まれ変わりました。

それと同時に認定証のデザインを刷新し、強固なセキュリティ機能を備えました。

なお、今回お見せしている認定証は、

学校長の上原が取得した「iTECオンサイトチェアマッサージコース」の認定証です。

認定証に施された技術

セキュリティペーパー

（Security Paper）

iTEC認定証に使われている紙は、一般的に販売されていない規格外の用紙を使用し、その供給元は一社のみとなっており、偽造用に同じ用紙を手に入れることを困難にしています。

また、用紙には紙幣と同じような「透かし」が入っています。

カスタム貨幣デザイン

（Custom Numismatic Design）

紙幣の印刷に使われる高度なグラフィックソフトウェアを用いて、複雑なパターンの細線で背景にデザインを施してあり、復刻や偽造を極めて困難にしてあります。

マイクロテキスト

（Microtext）

認定証の縁は黒い実線で囲われていますが、実はルーペで拡大してみると「ITEC」という文字が連続して黒い実線を作っています。

これはコピーやスキャンをすると点線や実線で印刷されるもので、やはり偽造防止に一役買っている技術です。

セキュリティ・ホログラム

（Security Hologram）

クレジットカードなどにも使われる高度な技術を要するセキュリティホログラムをシールにして貼り付けており、偽造を抑止しています。

セキュリティ・ホログラム・オーバープリント

（Security Hologram Overprint）

ホログラムにVTCTの紋章が印刷されています。
この技術は他の印刷プロセスでは実現するのが難しいようで、セキュリティをさらに強化しています。

盾の紋章が描かれているのもイギリスらしいですね。

監査番号

（Audit Number）

認定証を制作するときに１枚１枚に付けられた固有の管理番号。 同じ番号は１枚たりともありません。

紫外線マルチカラー

（Multicolour UV）

用紙に紫外線ライトを当ててみると、用紙全体に「SECURE ADVANCED TONER」という文字が浮かび上がります。

ITECの隠し印字

用紙中央部の少し下あたりに「ITEC」の文字が隠れています。

検証番号

（Validate Number）

紫外線インクで印字された偽造防止のためにランダムに割り振られた番号です。

熱反応スポット

（Heat Reactive Spot）

裏面を見ると、水色のドットが１つあります。 これは熱を当てるとドットが消え、冷めると水色のドットに戻るもので、原本の認証に使用されます。

ただいま説明した認定証のセキュリティについては動画に残しています。
動画の方がさらにわかりやすいと思いますので、ぜひ一度こちらもご覧ください。

iTECの認定証は、用紙、インク、デザイン、全てに至るまで偽造を徹底して防ぐための技術を施しており、認定証の価値をより一層高めるものに仕上げています。

民間資格ですと、通常ここまでの認定証に仕上げることはありません。

なぜここまでのことをするかというと、
それはiTECが世界で使われている資格だからです。

イギリス国内だけならまだしも
世界で使われるとなると、イギリス本部の目の届かない場所で偽造されたり、悪用されたりするかわかりません。

偽造されて使われることは、iTECが定めるスキルスタンダードをグローバルに保つことができなくなる恐れがあり、それはiTECにとって一番恐れていることです。

もう一つ言えることは、

組織自体がしっかりした基盤を持っているからこそ、認定証にここまでの投資ができるということです。

認知度が低く、組織が小さいと認定証の発行枚数も少なくなり、認定証にお金をかけることはできなくなります。

いかがでしたでしょうか。

認定証一つとっても、iTECがいかにしっかりとした団体であるかが分かると思います。

iTECを取得したセラピストの方は、認定証1枚1枚をぜひとも大切に取り扱っていただきたいと願っています。

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